出戻りSEの楽しい育児日記

ごく普通のSEの育児とお仕事の日記 たいしたことは書いてない

「あたしお母さんだから」レビュー。

話題になってたから「あたしお母さんだから」の歌詞を見たんですが最初の感想は「こりゃだめだ」でした。

ダメな点を技術者らしく箇条書きします。(こないだうけた研修で”技術者はすーぐ箇条書きする、ちゃんとストーリーにしないと伝わらない”と言われたけどまあ、技術者だもんしゃーない)

 

・たくさんのお母さんから出たバラバラの「大変エピソード」を一人のお母さんのエピソード(のように見える)にしてしまった点

 ⇒作詞者、「実際にお母さんから貰ってエピソードなのに…」と嘆いてたとのことですが、集約した時点で文脈変わっちゃうって…

・子供が出来たからやめたことは強制されたことではなく、取捨選択の結果でしかない。「眠いまま朝5時に起きる」ことと「たっぷり寝てスッピンで園に送りにいく」ことを天秤にかけることが出来る。少なくともこの平成も終わろうかと言う現代では、お母さん自身がそれを選び取ることが出来る

 ⇒Twitterにおける「あたしお母さんだけど」のトレンド化

 ⇒「大変エピソード」の背景を描かなかったことで、そこに取捨選択があったかどうかわからず、強制されたように見えてしまっている。たとえば歌詞にあるエピソード「大好きなおかずあげるの」が「(私だって食べたいのに我慢して)」なのか「(自分で食べて満足するより喜ぶ子の笑顔が見たいから)」なのか伝わらない

 ⇒歌詞にお父さんが出てこないのも、「お母さんがやるか、お父さんがやるか」の選択の経緯のオミット

 ⇒そして、子供に会いたいというの取捨選択の結果なんだよね。

・そもそも、不平不満にも見える「大変エピソード」を並べ立て、さいごに「でもお母さんになれてよかった、だってあなたに会えたから」と唐突に歌われても説得力なくない?

 ⇒「子供の寝顔を見て」「初めてあんよができて」「ぎゅーってして!と言われて」とか、お母さんになれてよかったと思う瞬間はもっとポジティブなエピソードの後にくるものでは?

 ⇒この辺の展開がマズいせいで「呪いの歌」って言われちゃってるのでは

 

個人的には、「もしお母さんになる前に戻れたら」という考えすら出てこない。

個人差があるらしいけどホルモンの関係で妊娠出産関連のことって忘れやすくなるものと聞いた。辛い・痛いをバッチリ覚えてたら次の子を産まない=人類増えないから。セルフィッシュジーンの働き…。

 

ちなみに「あたしお母さんだから」で考えると、「化学調味料の入った顆粒出汁は多くて週2、基本毎日削り節からお味噌汁を作るわ」くらいしか出てこなかった。

仕事だってパートじゃなくてもなんとかなるし、朝は7時まで寝てるし、でも好きなおかずでも子が喜ぶならそっちの方が嬉しいからあげちゃうかな。

 

 

あと「あたし」って言うのやめれ